『エンジェルス・イン・アメリカ』
ようやく見終えました。WOWOWがハイビジョンで一挙再放映をしてくれたおかげです。HBOがなんと7000万ドル(約75億円でっせ!)の制作費をつぎこみ、演出のマイク・ニコルズはじめ各方面の才能を集めた渾身のミニシリーズ。本当にアメリカの演劇テレビの賞をのきなみかっさらった作品でした(私もそれで知っていた)。
原作:「エンジェルス・イン・アメリカ―国家的テーマに関するゲイ・ファンタジア」
"Angels in America: A Gay Fantasia on National Themes"
2部作による戯曲で1993年ピュリツァー賞受賞
舞台:第1部「至福千年紀が近づく」"Millennium Approaches"
第2部「ペレストロイカ」"Perestroika"
初演は1989年。ブロードウェイでは1993年より公演。
1993年に第1部がトニー賞最優秀演劇作品賞
1994年に第2部がトニー賞最優秀演劇作品賞
TVドラマ:
第56回エミー賞11部門受賞(単一作品としては史上最多タイ。ミニシリーズでは、あの『ルーツ』の9個を抜いて史上最多。ちなみに21のノミネーションも史上最多)
第61回ゴールデン・グローブ賞ミニ・シリーズ/TVムービー部門では獲得できる全5部門を完全制覇。
なので、私もすんごーく期待していたのです。もう、それはそれはすごく。
でも。
WOWOWで2004年末にオンエアをした時にみたのですが、実はチャプター2で挫折しました。いや、おもしろかったんです。けど面白さとしてはまあ、ボチボチといったぐらいで、はやく後をみたいという気にはなりませんでした。じゃあ、なんで今回は一気に進んだのか。しばらくこの作品をあつーく語りますので、おつきあいを。
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