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2007年4月12日 (木)

訃報:スチュアート・ローゼンバーグ

 ここしばらく仕事の忙しさに目が回りそうな感じで、劇場に足も運べないのだが、ニュースにも疎くなってしまい(そういえばオスカーの授賞式もきちんとみてないや)、知らぬ間にという訃報がいくつかありました。まあ、船越英二や植木等クラスならまだしも、この人クラスになると新聞にもチョロッとしか載らないのです。

 米の映画監督スチュアート・ローゼンバーグ氏が、3/15心臓発作のためロサンゼルス・ビバリーヒルズの自宅で死去しました。享年79歳。
 NY大学で文学を専攻後、テレビ業界に入ります。『アンタッチャブル』などのTVシリーズのエピソードやTVフィーチャーを300本以上演出し、『弁護士プレストン』ではエミー賞を受賞。1960年に『殺人会社』映画監督デビューするも、これは俳優のストライキで撮影が中断。バート・バラバンが後を引き継ぎ完成という不幸な形になりました。以降『暴力脱獄』『マシンガン・パニック』『悪魔の棲む家』『ブルベイカー』などを作ります。遺作は『ハリー奪還』。
 私はこの人のはわずかしかみていませんが、それだけでも充分な人。もうわかりますね、『暴力脱獄』です。ゆでたまご食い競争とジョージ・ケネディにしびれた1本でした。またこれみたい!と思いつつ残っている人でもあり、しかしチェックしてみるとDVD化されていない作品が多数。『悪魔の棲む家』なんていいですから、『悪の華/パッショネイト』と『ブルベイカー』をぜひにDVDでみたいものです。ご冥福をお祈りします。

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