ロッキー、音楽の悲運
ちなみにロッキーシリーズのちょっとしたトリビアです。あれほどの名曲で、もはやスタンダードナンバーといっていいほど、たくさんの人に親しまれている「ゴナ・フライ・ナウ」。これも含めて、実はシリーズを通してオスカーの音楽関係の受賞を果たしていないというのはご存じでしょうか? 1作目は作品賞など4部門を獲得していますが、肝心の歌曲賞(なぜに歌曲賞なんだろう?)はバーブラ・ストライザンド『スター誕生』にかっさらわれています。その後、ビル・コンティは4以外すべてに参加しています(4のみ、ヴィンス・ディコーラ。このサントラはノリがよく作品とは関係なく燃え上がります!)が、素晴らしいスコアを残しているにもかかわらず(特に2は感涙物)、残念ながらノミネーションすらされていません(コンティは『ライト・スタッフ』で受賞)。またあの大ヒット曲、3で使われたサバイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」も実はノミネーション止まり。授賞したのは『愛と青春の旅立ち』。
こういう悲運のエピソードはオスカーにはごろごろしていますが、それでもちょっと可哀想すぎですね。さっ、私も2のサントラをひっぱりだしてみて聴きなおしてみたいです。
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