『アルゴ探検隊の大冒険』
☆☆ 骨董品で片づけたくない。
これまたリストからひょこっと抜けていた1本。レイ・ハリー・ハウゼンのエフェクツのすごさはあらためて語る必要もないと思いますが、正直物語はのんびりテンポで面白くないし、エフェクツの量も少ないし。でも当時にしては凄い技術でまたそれが恐ろしく手間がかかることをやってて、これを今の時代にどうみるのかというのは興味深い問題です。考えてみるとモデルアニメーションだけでなく、モーションコントロールやオプチカル合成も、前時代のエフェクツの範疇に入るわけですから、私がリアルタイムでみてきたILMの80年代前半作品(『ポルターガイスト』とか『レイダース・失われたアーク』など)の評価も、この作品のように骨董品、いや伝統芸能のようなものに変わるのかもしれません。まあしかし本当に骸骨剣士との戦いはすごいです。
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