『終わりで始まりの4日間』
☆☆ 気取りがジャマ。
WOWOWの予告で面白そうだったのでみましたが、正直がっかりでした。端的に言ってしまうと感情を巡る主人公の葛藤ならば、妙な気取りを捨ててストレートに描けば充分よかったのです。それが無意味なディティールの積み重ねでぶちこわしになっています。唯一の収穫はピーター・サースガード。ヘンだけどいい奴を地に足をつけた存在で演じているのはうまいなあと思いました。
結局描き手の個性がよくわからないのです。『ドニー・ダーコ』以降でしょうか。どうもこの手のタイプは似通った作品が多く、つまらないものばかりです。そろそろストレートな青春映画が出てきてほしいと思います。
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