訃報:ジャック・パランス
米俳優ジャック・パランスさんが11/10、米カリフォルニア州モンテシトの自宅で老衰のため死去しました。享年87歳。
パランスさんは、ペンシルベニア州生まれ。スポーツが得意で、フットボールの奨学生としてノースカロライナ大学に入学したが、2年後に大学を中退。その後、ボクサーなどを経て、第二次世界大戦中の1942年に従軍。終戦後は、スタンフォード大学でジャーナリズムを学んだが、演劇に魅せられ、1950年に暗黒の恐怖』で映画デビュー。52年には『突然の恐怖』でジョーン・クロフォードのストーカーを演じて最初のアカデミー助演男優賞にノミネートされ、翌年には『シェーン』でもノミネートされています。1991年には『シティ・スリッカーズ』で助演男優賞を獲得。授与式では、ステージで腕立て伏せをして見せ、まだまだ現役バリバリな所をアピール、場内を沸かせていたのが印象的です(この時72歳!)。
正直印象に残っている作品はなくて、本人曰く「俺が出ている映画のほとんどは、どうしようもないゴミのような映画だ。監督らもそうさ。映画を作るどころか交通整理すら任せられないような奴が多かったよ」という通り、私が映画をみまくっていた時期が実はもっとも不遇の時期でした。あとから「はあ、こんなの出てるの?」なんていうのもありました。ご冥福をお祈りします。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント