有馬記念のディープインパクト
昨日は有馬記念でした。昨日のレースはちょっと背筋がゾクゾクしました。確かにライバル馬がだらしなかったのも否定しませんが、ひょっとしたらこの馬はまだ強くなる可能性があるのかよと感じたからです。
私はトウカイテイオーのダービーからの競馬ファンですが、これまでに数々の名馬と出会いました。好きな馬もたくさんいますが、最強馬と言われると私はエルコンドルパサーとキングカメハメハ(中距離だとサイレンススズカも)をあげています。ハイ、ナリタブライアンでも、テイエムオペラオーでもないんです。そしてディープインパクトでもありません。この2頭は距離とか馬場とか関係なく勝ち、時には化け物のような圧勝劇をみせ、しかも底をみせないで引退したという共通点があります。今回の引退には賛否両論あるでしょう。でも今日の金子オーナーの引退式でのコメントで「この馬をもう一年走らせるほど、私のハートは勇気がなかった」という旨の発言がありました。確かにヨーロッパで長期遠征しながらもう一度凱旋門賞に出て見返してほしかった(「汚点」発言をしたJRA理事長含む)のですが、天皇賞を獲得してしまった春先には国内にめぼしい大レースは少なく、かといってキングジョージや凱旋門賞は古馬よりも三歳馬に有利なレースであることも変わりない。秋の古馬三冠のうち二冠は獲得済み。事実、競馬の世界はひとつ勝つどころか、レースに出走するまでですら大変。勝ち続けなければいけないことを考えるとましてやあのような名馬のオーナーになれば眠れないほど心配で仕方がなかったはず。ちょっとぐっと来てしまいました。
いい仔が出るといいですね。そしてのんびりと余生を過ごしてもらいたいものです。
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