『ソウ2』
☆☆ 二番煎じ。
すっかりハロウィンシーズンの定番として定着した感がある人気シリーズの2作目です。1本目が反則ぎりぎりだったと個人的に感じていたので、はたしてああいうシチュエーションをどう引き継いでいくのかに興味がありましたが、やはり二番煎じを逃れられませんでした。
途中で1作目の犯人を登場させたことで少しだけ目先を変えたものの、結局謎解きとしての驚きは希薄になります。するとあとは残酷描写がエスカレートするだけというのは、まあある意味当然の展開です。いや私もその手を毛嫌いはしていないので、心意気はかっています。ただこの描き手たちにはそういう視覚的なパートでの美的センスがないように感じます。
パート3もあるんですね。どうですか、もうここまできたらパズルスリラーなんて謎解きのカタルシスを放棄して、あとはひたすら残酷描写のみをウリにするというのは。そうすれば『13日の金曜日』シリーズのようになれますよ。望むのであればですが。
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