『王と鳥』
☆☆1/2 さすがに古くささは否めず。
かつて『やぶにらみの暴君』というタイトルで公開され、その後『王と鳥』という題名でディレクターズ・カット(というかリニューアルに近い)になったフランスアニメの最高峰の1本。伝説だけが一人歩きしていたような状態でしたが、ようやく日本公開です。話の飛躍の仕方、ダイナミックな構図。アートにしてエンターテイメント。なるほど『ルパン三世カリオストロの城』『長靴をはいた猫』の原点はここなんだと納得。たださすがに古くささは否めませんし、再構成されているせいか、なにかしら全体の構成がいびつに感じました。ですから余計に出発点となった『やぶにらみの暴君』の方が気になります。どういう風に変わったのか、何かの機会に調べてみたいです。
あと環境はシネマアンジェリカ(渋谷シネマソサエティ)ではなく、もっとよいところでみたかったです。
(シネマアンジェリカにて)
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