『ダ・ヴィンチ・コード』
*1/2 どうでもいいや。
話としては『ナショナル・トレジャー』なんかと大差ないです。大味感も思いっきり一緒です。ただこっちの方が名所旧跡でロケしたからスゴイでしょ感のアピールが露骨なだけイヤミ。また明らかにあちらがアクションものを意識しているところからいっても、こちらは魅力が薄い。カッコイイのはラストぐらいで、あとはミステリーとは名ばかりの知性のカケラも必要のない行き当たりばったり。ダイイングメッセージに関していえば、底抜け超大作の殿堂入りレベルですね。つっこみどころが満載。『薔薇の名前』のジャン・ジャック・アノーのセンスがロン・ハワードにはないということです。自分に向かないことを自覚してか、トム・ハンクス、オドレイ・トトウなどみーんな演じるのが窮屈そうです。演技する必要のないジャン・レノ、空回り気味のイアン・マッケラン、あんた何してんねんのユルゲン・プロホノフらに対して、修行僧シラスを演じポール・ベタニーが場をさらいます。
というわけで話のタネにどうぞ程度の作品です。
(109シネマズMM横浜11にて)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント