訃報:ジャック・ウォーデン
俳優ジャック・ウォーデン氏が、ニューヨークの病院で19日、死去しました。85歳でした。詳しい死因は不明ですが、関係者は高齢のためとしています。
1920年ニュージャージー州生まれ。ボクサー、陸軍落下傘部隊員などを経て映画界入りし、性格俳優として活躍しました。『シャンプー』『天国から来たチャンピオン』の2作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。
大きな役でというのはありませんが私には印象深い作品が多く、中でもシドニー・ルメット監督作2本が白眉です。ヤンキースの試合のことだけ関心事だった陪審員を演じた『十二人の怒れる男』、ポール・ニューマン演じる弁護士を公私に支える男を演じた『評決』。他にも退役軍人で事件の鍵を握る男を演じた『プレシディオの男たち』や『大統領の陰謀』も強く印象に残っています。そういえばTVシリーズの『がんばれ!ベアーズ』で、劇場版のウォルター・マッソーの役をこの人が演じていたのも子ども心に覚えています。ご冥福をお祈りします。
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