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2006年5月27日 (土)

『ポセイドン』

20060530191946☆1/2 ただドカーン、ひたすらドカーン、作品もドカーン。
 このリメイク企画をきいた時にみんな「あーあ」と思いませんでしたか? でも監督が『Uボート』のペーターゼンと聞いて少し気になった人は? 予告をみて少し火がついた人は? 上映時間が98分ときいて目が点になった人は? そしてあなたは劇場に足を運ぶ決断をしましたか? そんなみなさんに。
 おやめなさい。この作品、ビデオスルーになっても不思議ではないお金をかけたバッタモン。あっという間にひっくり返って、なんか適当に脱出した感じ。まあ98分の時点で人間ドラマなんて捨てたことを予想していましたが、肝心の技術面もかなりお粗末(アイマックスDMRだったから余計に感じたかも)で、最近のILMのダメダメぶりがよくわかるデジタルエフェクツ。ドラマとエフェクツが責任をなすりあっている感じです。
 めぼしい企画がない状況はまあわかるとして、何かかえって地雷を自ら踏んでいるんじゃない?と突っ込みたくなる。そんな出来映えの作品です。
(メルシャン品川アイマックスシアターにて)

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