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2006年4月24日 (月)

PSE騒動

少し前の話になりますがPSE(電気用品安全法)について、一悶着がありました。

電気用品安全法について

私が思うに問題は3つに絞られると思います。
ひとつは、かつてのメディアを手に入れることが事実上不可能になることです。ハードウェアを手に入れられないということは、ソフトウェアを絶滅させることになるわけで、我が家にある、とあるゲームをするだけに保管してあるスーパーファミコンも、何らかの形で流通させた場合、もはや法律上取り締まられる対象と化しているという事実は、かなりばかばかしいものがあります。ふたつめは、よいものが手に入らなくなること。新しい機械には当然新しい機械の良さがあります。しかし古い機械はダメな機械と同義ではありません。それどころか昔の機械だからこその良さがあります。たとえばですが、今、アナログレコートプレイヤーに技術を惜しまずにぶちこんで作るハードメーカーは皆無に近いです。しかし昔はありました。オーディオビジュアルファンでは当たり前のことです。最後にどう考えてもメーカー側が自分の利益で導入している法律であることです。買い換えをしてもらわないと儲からないわけで、そういう意味ではそのサイクルを短くし、大きな市場となってしまった中古品流通マーケットの利益が許せない!という姿勢がみえみえ。

今回の騒動は完全解決とはいかない部分もありましたが、経済産業省のあわてふためく姿(なんだよ、ビンテージ品って)からみても、ネットユーザーの力を大きく感じましたし、マスコミが世論を喚起したという点で評価したいと思っています。とりあえず私は、自分が使っている機器類を愛情込めて大切に使いたいと思っています。なので、メーカーさんも自社製品を愛情込めて売って、売った後もサポートしてください。

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