オスカー予想 その1
アカデミー賞受賞作品は、その年一番のすぐれた作品であるというのは×です。もちろんある程度のレベルはあるかと思いますが、投票するのは同業者ともいえるアカデミー会員であり、さまざまな思惑や、社会を反映する要素が入ってきます。また近年では、露骨という表現しか思い浮かばないキャンペーンを大々的に行う製作会社が多く、しかもそれが票に反映してしまうというケースが後を絶ちません。(ミラマックスやドリームワークスのような比較的歴史の浅い会社が、そうやって力をつけようとする戦略は理解できるのですが…) でもそのあたりも含めて、年に一度のお祭りという見方もできます。なおさら楽しまなきゃそんですよね。さてそんなことも含めて、私の予想です。あっ、ただし興味のある部門だけしか予想しませんのであしからず。
第1回目は作品編。でも作品賞は別の回にまわしますが(笑)。
■外国語映画賞:『パラダイス・ナウ』(パレスチナ)
■長編アニメ映画賞:『ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!』
■長編ドキュメンタリー賞:『ダーウィンの悪夢』
この3つはほぼ間違いないと思います。宮崎駿はすでに受賞していますから、短編しかとったことのない英アードマン社をたたえる意味で、アニメーションの方はこっちでしょう。なぜかヘルツォークの"Grizzly Man"がノミネーションされなかった長編ドキュメンタリーだけは『皇帝ペンギン』という線も捨てきれず。
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