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2006年1月 1日 (日)

『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』

☆1/2 活劇失格。
明けましておめでとうございます。昨年はいろいろとお世話になりました。今年はもう少し更新を地道にできるようにと思っていますので(なんか毎年同じ事をいっているような…)、よろしくお願いします。

 さてそんな新年1発目。つまらなかった(涙)。この作品、評価がまっぷたつなのが納得。やろうとしていることはおもしろいし、デザインをはじめとする物語の世界観には、かなりのこだわりがあるのはわかるのですが、いかんせん話がはずまない。活劇としては失格です。端的にいえば、まず画面をああいうレトロテックタッチにしたことが、何が起きているかをわかりにくくして逆効果だったこと。そして世界観のこだわりが敵味方はっきりせずに、単純なドンパチとして楽しませる余地がなかったこと。この2つが活劇としての魅力を失わせてしまったのです。そしてとどめがキャラクターに魅力がないこと。ジュード・ロウ、グィネス・パルトロウはミスキャスト。キャプテンはなぜにキャプテンなのか、あの言動では観客には納得させられません。パルトロウにいたっては知力もセクシーさも可愛らしさも感じられずに、ただ足を引っ張るだけ。最悪です。アンジェリーナ・ジョリーはクールでしたが、焼け石に水です。
 この感覚、何かに似てます。そう! 『スター・ウォーズ エピソード2』の感じです。魅力のあるキャラクターをきちんとみせてくれることが、活劇で最大のポイントだということを再認識させてくれますが、そんな反面教師を新春からみせられた方はたまったものではありません。

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