DVD『ランド・オブ・ザ・デッド』
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
☆☆ ビンセント・プライスを称えたい。
古典的なホラー作品ですので、時代の古くささを感じてしまいます。しかもこの作品3Dで製作されているので不要に映像が飛び出てくると楽しそうな構図が多い(笑)。話はまあ、なんだかなあなレベルだとしても、やはりすばらしいのはビンセント・プライスの存在感。紳士然としながらも狂気を優雅に漂わせられるのは彼ならでは。ビンセント・プライスの演技だけでも充分楽しめた1本です。こういう役者さんがいなくなったからゴシックホラーの世界が存在できないのでしょう。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
☆ 子ども騙し。でもそういう映画だもん。
とうとうこんな日が来ました。そうです、長女と一緒に映画館で映画鑑賞です。長女は映画館は2回目。1回目は『ふたりはプリキュア』の1作目を妻とでした。まあ、うれしいのですが、この作品、大人にはつらいなあ…。でも考えてみれば私も最初は東映まんがまつり。この時間を楽しむことにしましょう。
えっ?批評ですか。一応しておきますか(笑)。私は何でもみる人で子ども向けでもよいものはよいと思う人なのですが、最近のアニメーションで感じることは、声優さんの芝居がひとりよがりなこと。何でこんなに演技過剰で自意識爆発な表現をしている人がいるんだろう。本作でも若手とベテランでは芝居の質が全然違います。あと、まさかと思いますが、この作品オープニングをTVのものを使い回しているのでしょうか。天地がすごく窮屈なフレーミングに感じたのですが。最後に音のダメさ。いかに『クレヨンしんちゃん』シリーズがていねいな仕事をしているか実感しました。まとめるならば安っぽい子ども騙しの枠内の映画です。
でも安っぽい映画はバカにしてはいけません。だってそれはそういう映画ですから。少なくとも目的は達しているのですからそれはそれです。これで楽しければみた子どもたちは、また映画館に足を運びます。娘も楽しかったようです。それでよしとしましょう。
(チネチッタ・チネ10にて)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
邦題『キング・コング』
現在公開中のピーター・ジャクソン監督作の元ネタでもあるクラシック。実は日本ではこのオリジナル、パブリックドメイン版だったり、劣悪なマスターでおなじみIVC版だったりで、まともなDVDになっていない。米国の権利はワーナーのようですが(これって『市民ケーン』も同じパターンですな)、さてどうなることやら。1933年の作品をここまレストアできるのはさすがで、かといってデジタルっぽい匂いを残さない美しいモノクロ画面に感嘆。モノラル音声もダイナミックレンジの狭さを感じさせないできばえ。序曲まで収録されており(私はこれで初めてみました)仕様は完璧。映像特典類は、もはや映画史の勉強の世界で、どれも見応えがある。
B-AVG.-5.72MB/sec.
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (1)
邦題『ゾンビ』
こちらもようやく買いました。まさに究極仕様の『ゾンビ』DVD。4枚組でDisc1がアメリカ公開版(いわゆるロメロバージョンで、日本で初めてビデオになったもの)、それからDisc2が長時間版(いわゆるディレクターズカット版)、Disc3がヨーロッパ公開版(いわゆるアルジェント監修版)、そして特典ディスクという構成。メインはアメリカ公開版で画質音質ともに今までで『ゾンビ』で最良のもの。よくぞここまでレストアしましたという感じで、dtsなんか元がモノラルとは思えない。しかもそのオリジナルのモノラル音声まであるという仕事ぶり。Disc2は画質はやや落ちるものの画質はよい部類で、オリジナルモノラル音声のみ収録。Disc3は画質は一番悪いが、ここでようやく国内盤レベルなので、充分合格点は出せます。このバージョンは5.1ch収録もあり、ゴブリンサウンドもディスクリートサラウンドで楽しめる。映像特典もてんこもりでさすがアンカーベイ!…なのだが、相変わらず英語字幕がCCのみ。本当にあとここだけなんだけどなあ。
B-AVG.Disc1-7.25MB/sec. Disc2-5.42MB/sec. Disc3-5.86MB/sec.
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
邦題『ディア・ハンター』
アカデミー賞を独占しているにもかかわらず、すっかり忘れられた作品になってしまった。確かにアジアの人々に対する視点にはかなり問題はあるが、ロシア系移民悲劇の描写は強烈であり、毒も含めて忘れがたい作品だと思う。まずその美しくレストアされた映像には身震いがするほどで、撮影監督ヴィルモス・シグモンドの面目躍如。ただ音はハーマンインターナショナルのLOGIC7という技術で5.1ch化しているが、サイトを見る限りドルビープロロジックIIやdts-NEO6の用に再生時に5.1chデコードする技術のようです。でもなんでじゃあ元々の収録音声が5.1chなんだろう? 誰か教えてください。映像特典はとってつけた感じ。音声解説に映画評論家や映画ジャーナリストを呼ぶのはやめてほしい。
B-AVG.-5.70MB/sec.
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント