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2005年12月31日 (土)

DVD『ランド・オブ・ザ・デッド』

20060101_5733969ロメロのリビングデッド・サーガ待望の新章。画質は暗部表現にややつらいものがあるが、音質はなかなかよくスペクタクルな表現がよくできている。映像特典は見応えがあり、特に『ショーン・オブ・ザ・デッド』を作った監督・脚本コンビの珍道中には笑わせてもらった。
B-AVG.-6.81MB/sec.

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2005年12月30日 (金)

『肉の蝋人形』

HOUSEOFWAX☆☆ ビンセント・プライスを称えたい。
古典的なホラー作品ですので、時代の古くささを感じてしまいます。しかもこの作品3Dで製作されているので不要に映像が飛び出てくると楽しそうな構図が多い(笑)。話はまあ、なんだかなあなレベルだとしても、やはりすばらしいのはビンセント・プライスの存在感。紳士然としながらも狂気を優雅に漂わせられるのは彼ならでは。ビンセント・プライスの演技だけでも充分楽しめた1本です。こういう役者さんがいなくなったからゴシックホラーの世界が存在できないのでしょう。

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2005年12月29日 (木)

『ふたりはプリキュア マックスハート2 雪空のともだち』

20060105002540☆ 子ども騙し。でもそういう映画だもん。
 とうとうこんな日が来ました。そうです、長女と一緒に映画館で映画鑑賞です。長女は映画館は2回目。1回目は『ふたりはプリキュア』の1作目を妻とでした。まあ、うれしいのですが、この作品、大人にはつらいなあ…。でも考えてみれば私も最初は東映まんがまつり。この時間を楽しむことにしましょう。
 えっ?批評ですか。一応しておきますか(笑)。私は何でもみる人で子ども向けでもよいものはよいと思う人なのですが、最近のアニメーションで感じることは、声優さんの芝居がひとりよがりなこと。何でこんなに演技過剰で自意識爆発な表現をしている人がいるんだろう。本作でも若手とベテランでは芝居の質が全然違います。あと、まさかと思いますが、この作品オープニングをTVのものを使い回しているのでしょうか。天地がすごく窮屈なフレーミングに感じたのですが。最後に音のダメさ。いかに『クレヨンしんちゃん』シリーズがていねいな仕事をしているか実感しました。まとめるならば安っぽい子ども騙しの枠内の映画です。
 でも安っぽい映画はバカにしてはいけません。だってそれはそういう映画ですから。少なくとも目的は達しているのですからそれはそれです。これで楽しければみた子どもたちは、また映画館に足を運びます。娘も楽しかったようです。それでよしとしましょう。
(チネチッタ・チネ10にて)

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2005年12月28日 (水)

DVD: THE NIGHT OF THE HUNTER

20051231_222246704邦題『狩人の夜』
チャールズ・ロートン唯一の監督作。日本では紀伊国屋書店から出ているが、『回転』と同じで仕様が半端。まあR1盤もたいした仕様ではないが、まさに漆黒の闇で、画質はかなりよい。特典が予告編のみなのは寂しい。
B-AVG.-5.69 MB/sec.

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2005年12月27日 (火)

DVD: HELLRAISER

20051224_121608552邦題『ヘル・レイザー』
日本でもDVD化が待たれるクライブ・バーカー初監督にして唯一の(?)傑作。アンカーベイにしては気の抜けた仕様で、まあTHXマスターであるのはよいものの、画質音質は水準クラス。特典もたいしたことはない。片面にビスタとトリミングの両バージョンを収録には大反対。またアンカーベイはいつも英語字幕がCCのみというのは困りもの(最近は収録されてきましたが)。リージョンコードは、1, 2, 3, 4, 5, 6に対応。
B-AVG.-5.7MB/sec.

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2005年12月26日 (月)

DVD: THE CUTTING EDGE

20051231_225252361邦題『冬の恋人たち』
モイラ・ケリーがとてもキュートな青春映画。昨今のフィギュアブームにのって日本でもはやくDVD化してほしい。画質音質は水準レベルだが、相変わらずMGMは英語字幕がCCのみ。特典も予告編のみ。まあ私にしてもモイラ・ケリーだけの映画だが(笑)。
B-AVG.-5.69 MB/sec.

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2005年12月25日 (日)

DVD『ブラディ・ザンデー』

20051224_125909684廉価版で登場したので購入。コメンタリーをもう一度じっくりと聞きながら鑑賞したかったのですが、とても勉強になりました。作品自体も見応えがあり、未公開ではもったいないと思う1本。画質音質は水準レベル。
B-AVG.-8.10MB/sec.

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2005年12月24日 (土)

DVD: FANDANGO

20050717_104651413邦題『ファンダンゴ』
ついにDVD化! 感涙ですよ! 特典が予告しかない? しかも片面一層仕様だあ? いいさ、いいさ。とりあえずDVDになっただけでもよしとしなくては! めでたく国内盤もリリース決定で(こっちは低価格化されたら買おう)うれしい限り。画質は水準レベルだが、うれしかったのは音質。5.1ch化されたのだが、とても自然な感じで好感がもてた。特に音楽の処理は見事でダイナミックレンジがぐっとひろがり、感涙度もアップ? さあさあみなさんすぐ買いですよ。
B-AVG.-5.97MB/sec. 

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2005年12月23日 (金)

DVD: KING KONG (1933 S.E.)

20060101_005014787邦題『キング・コング』
現在公開中のピーター・ジャクソン監督作の元ネタでもあるクラシック。実は日本ではこのオリジナル、パブリックドメイン版だったり、劣悪なマスターでおなじみIVC版だったりで、まともなDVDになっていない。米国の権利はワーナーのようですが(これって『市民ケーン』も同じパターンですな)、さてどうなることやら。1933年の作品をここまレストアできるのはさすがで、かといってデジタルっぽい匂いを残さない美しいモノクロ画面に感嘆。モノラル音声もダイナミックレンジの狭さを感じさせないできばえ。序曲まで収録されており(私はこれで初めてみました)仕様は完璧。映像特典類は、もはや映画史の勉強の世界で、どれも見応えがある。
B-AVG.-5.72MB/sec.

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2005年12月22日 (木)

DVD『LOVE LETTER』

20051231_225459154岩井俊二、入魂の1本。つっこみどころはあるのだが、語り口のうまさとREMEDIOSの音楽でみせてしまう。音声のフレームずれがあったので、ちょっとした騒ぎがあったが、私が買ったのはOKなのだろうか? どうやったらその見分けがつくかご存じの方、いらっしゃったら教えてください。ビスタ全盛の邦画では珍しいシネスコの作品で、にもかかわらずかつてのBSオンエアがビスタだったのには腹が立った思い出がある。画質はもともとの画調から考えると限界か。しかしもう一声という気はしないでもない。音質はややナロウで、聞き取りにくいところがある。
B-AVG.-8.1MB/sec.

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2005年12月21日 (水)

DVD: DAWN OF THE DEAD ultimate edition

20050906_232334027邦題『ゾンビ』
こちらもようやく買いました。まさに究極仕様の『ゾンビ』DVD。4枚組でDisc1がアメリカ公開版(いわゆるロメロバージョンで、日本で初めてビデオになったもの)、それからDisc2が長時間版(いわゆるディレクターズカット版)、Disc3がヨーロッパ公開版(いわゆるアルジェント監修版)、そして特典ディスクという構成。メインはアメリカ公開版で画質音質ともに今までで『ゾンビ』で最良のもの。よくぞここまでレストアしましたという感じで、dtsなんか元がモノラルとは思えない。しかもそのオリジナルのモノラル音声まであるという仕事ぶり。Disc2は画質はやや落ちるものの画質はよい部類で、オリジナルモノラル音声のみ収録。Disc3は画質は一番悪いが、ここでようやく国内盤レベルなので、充分合格点は出せます。このバージョンは5.1ch収録もあり、ゴブリンサウンドもディスクリートサラウンドで楽しめる。映像特典もてんこもりでさすがアンカーベイ!…なのだが、相変わらず英語字幕がCCのみ。本当にあとここだけなんだけどなあ。
B-AVG.Disc1-7.25MB/sec. Disc2-5.42MB/sec. Disc3-5.86MB/sec.

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2005年12月 1日 (木)

DVD: THE DEER HUNTER (S.E.)

20051204_100359251邦題『ディア・ハンター』
アカデミー賞を独占しているにもかかわらず、すっかり忘れられた作品になってしまった。確かにアジアの人々に対する視点にはかなり問題はあるが、ロシア系移民悲劇の描写は強烈であり、毒も含めて忘れがたい作品だと思う。まずその美しくレストアされた映像には身震いがするほどで、撮影監督ヴィルモス・シグモンドの面目躍如。ただ音はハーマンインターナショナルのLOGIC7という技術で5.1ch化しているが、サイトを見る限りドルビープロロジックIIやdts-NEO6の用に再生時に5.1chデコードする技術のようです。でもなんでじゃあ元々の収録音声が5.1chなんだろう? 誰か教えてください。映像特典はとってつけた感じ。音声解説に映画評論家や映画ジャーナリストを呼ぶのはやめてほしい。
B-AVG.-5.70MB/sec.

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