『Ｓ.Ｗ.Ａ.Ｔ.』

☆☆　ユルい展開と甘いディテール、行き当たりばったりの先。
　記念すべき我が家のハイビジョン視聴１作目です（でも１９インチ液晶で音に完敗。はやくプロジェクターがほしい！））それがこれ？という突っ込みがきそうですね、だってリアルタイムでやっていたのがこれだけだったのだから仕方なかったのです（まだRec-Potも到着してなかったし（涙））
　最近のアクション映画の悪しきパターンで、結局「手に汗握る」緊張感にかけています。派手な見せ場よりも的確な描写を、そしてたくさんの要素より少なくとも適切な要素を、作品に織り込むべきなのに、「たくさん爆発させりゃいいんだろ？」みたいな作品ばかりですね。これもそうでした。とにかく緊張感がないゆるーい映画で、荒唐無稽というより、あまりに非現実的。私の持論ですがＴＶシリーズを映画にすると、穴があいた展開がそのまま拡大されて超ゆるゆるになるか（例『チャーリーズ・エンジェル』）、詰め込みすぎて映画としての特性に欠けるか（例『踊る大捜査線』）になると思うのですが、この作品は両者の悪いところどり（笑）。演技陣はそこそこのメンバーが揃っていますが、もはや焼け石に水。サミュエル・ジャクソンは少し作品を選んでほしいですね。役柄がとても狭まっている気がしてなりません。
　ネタ不足が深刻でリメイクやＴＶドラマの映画化がたくさん出てきていますが、それは成功への近道というより、危険な賭かと思います。
　ハイビジョンの感想？　１９インチでは判別不能です（笑）。

『ハイド・アンド・シーク』

☆1/2　策士策におぼれてオチばればれ。

（１０９シネマズＭＭ横浜８にて）

『ブラディ・サンデー』

☆☆☆1/2　静けさと混乱と、両方を冷静に見つめようとする力。