« 『ヒート』 | トップページ | IMAXの今後 »

2004年9月21日 (火)

お台場映画王の存在意義

 この夏、フジテレビがお台場で行っているイベントの中に「お台場映画王」というものがありました。新作・旧作取り混ぜて約40本。中にはスニークプレビューや『24』、『ロード・オブ・ザ・リング』の一挙上映などという企画もあり、なかなかの盛況ぶりだったようです。その中に実は映画史をひっくりかえしかねない(?)インパクトの強い企画がありました。『スター・ウォーズ・トリロジー』の旧3部作特別編一挙上映です。
 実はこの企画、意外かもしれませんがありそうでなかったもので、オリジナル版でもなかった初の試みでした。ルーカスフィルムも公認したこの企画。でも結局私は出かけませんでした。理由はただひとつ。いくら劇場でみられるとはいえ、シネマメディアージュのシアター11ではあまりにも小さすぎませんか? 私はオリジナル版も特別編も、奇跡的に日本でもトップクラスの映画館で旧『帝国の逆襲』をのぞいてみられたことを誇りに思っています。

オリジナル版
新しい希望:中日シネラマ劇場(日本最大のスクリーン面積、スーパーシネラマ方式)
帝国の逆襲:エンゼル東宝(これのみ70ミリ版でみられなかった!)
ジェダイの復讐:有楽座(70ミリ版)

特別編
新しい希望:WMC海老名7(THX)
帝国の逆襲:WMC海老名7(THX)
ジェダイの復讐:WMC茅ヶ崎、渋東シネタワー1(だってこれだけWMC海老名7での上映がなかったんだもん(涙))

 やっぱりこの映画は大画面でしょう。せめてこの作品だけでもメディアージュの1とは言わなくとも、2ぐらいにならかったかなあ。ある意味ファンも正直で、これはチケットが即完売にはならなかったようです。(『ロード』三部作などは大変な人気だった)
 「お台場映画王」の企画自体は、すごく歓迎します。東京ファンタが映画秘宝と組んだことで(悪いことではないが)すっかり間口を狭くしてしまい、東京国際映画祭が迷走を続ける中で、映画のおまつりとしてはなかなかよい企画が並んでいたと思います。ただ出来うることならばキャパシティを考えて欲しいです。来年も一挙上映もの、期待しています。(そういう企画の一般公募なんてどうですか?)

さあ、明日はいよいよSWトリロジーの店頭入荷日ですね!

|

« 『ヒート』 | トップページ | IMAXの今後 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: お台場映画王の存在意義:

« 『ヒート』 | トップページ | IMAXの今後 »