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2004年9月 8日 (水)

いいのか、それでDVD『BTTF』!

 やや古い話で恐縮だが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のDVD-BOXをめぐる話で、画角が違うという話がありました。いつもでしたら確認するのですが、これはどう考えても不良品だと感じたので、すぐに交換。見比べる機会はなく、ネット上での映像ででしか知りませんでした。先日久しぶりにLDを再生する機会があり(そう、SWトリロジーに向けてですな)、ついでに眠っていたBTTFを再生してみた。そこを見比べた感想としては、これは何度もみていたファンにはやはり許せない出来事なのだと思いました。
 ユニバーサル絡みのDVDに対する不満はいろいろな作品に対してあるのですが、このBOXにもありました。待望のBOX化、にもかかわらず限定版で出す神経もわからぬが、結局再プレスする無神経さもわからぬ。映像特典もあらたに掘り起こされたものはあまり多くない。一部サイトの掲示板で話題になった字幕の不揃いも、プロジェクターユーザーには気になるかもしれない。まあこのあたりが商品の仕様だと言われればそれまでなので百歩譲って、目をつぶるとしよう。
 しかし。
この画角問題は本質が違います。これは作品に関わる問題だし、わずか数分とはいえ、私には単純な作業ミスに思えてならないのです。以下は推測ですが、
 この作品はスーパー35。スタンダードサイズで撮影し、そこにマスクをかけて劇場ではビスタ上映となる。ところが何を考えたのか、問題の場面はビスタサイズの画面にビスタのマスクをかけたようになっている。(興味がある方は、自分でフレームを作ってやってみましょう(笑)) 少なくともこのフレーミングにオリジナルから変えた制作者の意図は感じないし、逆にこのフレーミングがよいと感じたならばある意味、美的に大問題だと思います。無償交換は私から言わせれば当たり前です。
 別件をついでに。
以前PART1のLDやビデオ版にあった、ラストにデロリアンが飛んだ後の"to be continued"がなくなった。このテロップ、元々劇場公開時にはなかったもの。ここまでくると、どんなマスターを使って制作したのかを邪推したくなるというのが人情。それがメーカーとユーザーの信頼関係なのではと思います。メーカーの姿勢をユーザーはみています。

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